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活動報告

「小金井桜」探訪・第2回歩こう会 報告

By 2016-04-21No Comments

12月に江東区深川方面の江戸文化の地を元気よく歩いたのに続いて第2弾は春爛漫の玉川上水、都立小金井公園をJR東小金井駅を起点に歩きました。

 

4月9日(土)午後1時 JR中央線・東小金井駅集合 この日JRは架線の不具合(?)があり、上り電車は12時ごろからほとんど走らず、集合が大丈夫か心配したが、皆さん余裕を持ってお集まりいただいたので、ほんの少しの遅れで出発できた。 素晴らしい天気に恵まれ、暑いくらい。

在京大分県人会の旗を先頭に佐藤会長以下15名が「名勝小金井桜の会(※)」で玉川上水両岸の小金井桜の復活・再生に取り組んでおられる在京大分県人会・会員の小迫邦彦・悦子ご夫妻の先導で出発。

(※)下記ホームページご覧ください

http://koganeizakura.com/2016kaikajyouhou/16kako.html

 

北へ向かい約1.2kmで玉川上水に到着。右岸・左岸の定義から小迫さんの説明を聞く。まずは江戸城に向かって東に向けて流れ下る上水の右岸(南側)を歩く。ヤマザクラ系の桜は交配でいろいろな性質を持つらしく、満開のものもあれば、すでにかなり散ったものもある。歩きやすい道にも花びらが散り敷いていて美しい。上水の水量は、もう少し下流で太宰治が入水自殺したころよりはかなり少ないがそれでもかなりの流量だ。鯉が泳いでいる。

 

 

 

 

 

 

 

梶野橋から関野橋を通って、いろいろな桜の状態、橋の名前の由来などの説明で江戸の昔に思いをはせた。桜以外のケヤキなどの木が自生で上水の両岸を覆い、押されて桜が老齢化の影響も受けて枯れたりで「名勝」が危うくなったのを今復活させようという活動が行われている(ご夫妻の活動に脱帽)。

約1.5kmで小金井橋に到着。ここで北に向かい、都立小金井公園へ。

西口から入ると 桜、桜、桜。全園では1800本だそうだが、良い天気に誘われた多くの家族連れやカップルで一杯。桜の種類の説明を聞きながら桜の園内をジグザグに進む。ウスベニ桜、豆桜、白雪桜など形も色もさまざまなのがオモシロイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

計画では「江戸東京たてもの園」に入り、特別展示の資料館、高橋是清邸、江戸時代の三鷹のかやぶき農家・吉野家などを見る予定だったが、面白い桜を見ることに時間をとられ、中止やむなし、に。

おトイレを借り、入口の写真展と「桜」のつく日本酒・焼酎の展示を見た。こんなに「桜」の付くお酒があるのか、と感激。すでに2時間を越えて歩いたので、皆さん「そろそろノドが・・・」状態のところにこの20本を越えるお酒の壜が決断をうながした、とも言えます。

 

さらに園内を東に歩き、「香りの強い桜」などを見たり嗅いだりしながら東南口方向へ。子供広場周辺や、人工芝の大規模なそり遊び用ゲレンデのまわりなどで子供たちの嬉しそうな遊び声を聞きながら歩いていたら、、、

 「あっ、おんせん県オオイタだ!」と何人かの子供が叫んだ。道中私たちはめじろんがトップに着いたおんせん県図案の旗を3本持ったりザックに挿したりして歩いていたが、この図案がこんなに関東の子供たちにも知られているとは!

 

  打ち上げは東小金井・華屋与兵衛。小迫さんからの差し入れ、その名も清酒「小金井桜」が味も香りも抜群の地酒。まさにこの日のためにあるお酒、という風情でおいしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歩こう会、今回も江戸城や江戸の街をうるおした玉川上水とその北側に広がる都立小金井公園、そのなかにある(今回ゆっくり見られなかったが)江戸東京たてもの園を訪ねた。万歩計によれば(コンパスにもよるが)1万2000歩から1万5000歩。目や脳はもっともっと楽しんだ歩こう会でした。

 次回のアイデアも募集します(やはり江戸がキーワードか?)

 

(記・工藤)